【エコプロダクツ】エコプロ2014の様子(2014/12/22) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【エコプロダクツ】エコプロ2014の様子(2014/12/22)

海老名高校のエコ弁当 記者:泉、石原

11月入社の新人記者です。この業界自体未経験という新参者ですが、何かを得て帰らねば…!と緊張の中、エコプロダクツに初参加してきました。

様々な展示内容を拝見する中で、学生ならではの斬新な発想や、日常生活の中から生まれた目からウロコなおもしろアイデアにたくさん出会うことができました。


■神奈川県立海老名高等学校

海老名高校のファイナンス・クラブの皆さんは「エコ弁当」づくりを中心に、活動内容の展示をされていました。

エコ弁当は、地産地消をコンセプトに生徒さんが考えたオリジナルのお弁当だそうです。見た目も色鮮やか、とても美味しそうなお弁当に仕上がっていました。

ファイナンス・クラブは、消費・経済・環境に関することを研究するクラブで、360名の生徒さんが所属されているそうです。企業の方が講演をしてくださったり、日本銀行へ見学へ行ったりと貴重な体験をしていて羨ましい!高校生の頑張りに多くの来場者が足を止めて注目していました。


■東京デザイン専門学校

企業との共同企画の提案、各学科の授業からアイデアエコ作品についての展示を行っていました。

こちらの学校では、9つある全ての学科がそれぞれに、授業の中でエコに関する作品づくりに取り組んでいるそうです。箸袋、折り紙でつくる紙皿などのおしゃれかわいいエコアイテムや、絶滅阻止をテーマにした恋愛シミュレーションゲームなど、見ているだけでわくわくするようなアイデア作品ばかりでした。 身近なところからエコに興味を持ってもらおうという学生ならではの発想に、興味深く拝見させていただきました。

一方、企業と共同での取り組みにも力を入れていて、現在、昨年のエコプロで出会ったという企業との共同企画の開発を進めており、商品化に向けて準備をしているそうです。こうした産学協同の取り組みが増えることで、学生だけ、企業だけでは成しえなかった新しいアイデアや大きな力が今後もっともっと実現されていくのではないかと思いわくわくしました。


■女子美術大学(プロダクトデザイン科)

日常生活における身近なアイデアを具現化したエコな商品提案を展示されていました。

廃材を再利用して作ったポーチやバッグ、一人暮らしの夕食用の野菜自動販売機、植物の種つきうちわなど、毎日のくらしの中から発想を得た身近なアイデアが生かされていて、なるほど!すごい!の連続でした。

お話を伺ってみると、「自分から自然と行動したくなること」に拘っているそうで、「エコ活動するぞ!」と意気込んで始めるのではなく、あくまで日常生活の中で自然とエコな行動につながるような取り組みを目指したいとのお話でした。

女子美さんの展示を拝見し、小さなことでもすぐに始められる「エコ」なことが、まだまだたくさんあるということに気付くことができました。授業での作品にとどまらず、是非商品化される日を楽しみにしています!


■東京農工大学(細見寺田研究室)

環境負荷の少ない社会を目指して研究や技術開発を行っている研究室だそうです。

展示内容を拝見してみると、聞き慣れない用語ばかりだったので、お話を伺ってみました。 主に「乾式メタン発酵」という方法を用いて、ムダを出さない循環型の豚ふん尿処理システムを開発し、その実施を目指して一般企業や農家の方に向けて提案中とのことでした。

説明をしてくださった彼は、高校生の時から環境問題に興味があり、この研究室に入ったとのこと。研究に対するまっすぐな姿勢は、とても生き生きとして見えました。


■信州大学(環境マインド推進センター)

信州大学の環境マインド推進センター環境ISO学生委員会では、ヒノキを使った箸作りをしていました。

お話を伺うと、木は伐採することで強く太くなり根もしっかりする、とのこと。その際に切った部分を今回はお箸作りに活用したそうです。箸作り自体は5分程度。時間がなく、体験できなかったのが残念です。

信州大学は、大学全体でエコ活動をしているという点が特徴の大学。エコに徹底していて、資料の配布はせず、情報詳細があるQRコードのついた名刺から資料のページに飛べるように工夫をしていたのが印象的でした!


■明治大学(大森ゼミ)

数ある明治大学のブースの中から、環境経済学を研究している大森ゼミの「地中熱利用ヒートポンプシステムの普及戦略」を中心にお話を伺ってきました。

ヒートポンプシステムを研究するグループは千代田区のCO2削減の目標達成のため、地中熱を学校のエアコンや、プールの加温への利用、災害対策井戸への利用などを千代田区に提案しているそうです。そのために実際に企業等を回って情報を集め、その結果をまとめているそう。
大森ゼミは、なんと約15年(!)エコプロに出展しているらしく、今後の活動にも注目したいですね。


■Field Assistant Network

自然保護を目的としたワークキャンプの開催など、大学の枠を超えて活動をされている学生団体さんです。これまで行ってきたワークキャンプについての展示を行っていました。

ワークキャンプのほか、セミナーの開催など学びの場も設けており、今だけの活動で終わるのではなく、未来にもつながっていくような取り組みをしていきたいとのことでした。
自然保護という大きなテーマに対して、真剣に考え具体的に行動している若い学生さんたちがいるということを、とてもうれしく思いました。
こちらの団体さんには、近日中に取材が決定しておりますので、是非ご期待ください!どんな学生さんたちにお会いできるのか、今からとても楽しみです。


■まとめ

今回のエコプロダクツでは、有名な大企業から地方自治体、大学、小中高校まで、様々な媒体からの出展があることに大変驚きました。それぞれの業界・立場から、それぞれの視点でエコについての取り組みを行っており、環境について本気で考え行動している人々がこんなにもいるということを知ることができました。そしてその提案や事業がどれも素晴らしいアイデアばかりで、新たな発見や気づきをもらうことができました。

お話を伺った学生さんたちは皆生き生きとしていて、本気で、そして楽しんでエコに取り組んでいる姿がとても印象的でした。今後もGREEN WORKSを通じて、皆さんの活動をもっともっと多くの人に知ってもらうためのお手伝いができればと思います。

突然の取材にも快くご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!

フォトギャラリー

東京デザイン専門学校の企業との共同企画

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女子美術大学の種付きうちわ

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東京農工大学の研究発表

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明治大学の研究発表

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