【桜美林大学】環境報告書学生編集委員会(2014/01/29) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【桜美林大学】環境報告書学生編集委員会(2014/01/29)

文責:高橋
今回は以前からGreenWorksでもご紹介させて頂いている
桜美林大学環境報告書学生編集委員のみなさんを取材してきました。
前回の記事はこちら

昨年ついに完成した環境報告書について、学生編集委員の小林さん、高橋さん、齊藤さんがお話をして下さいました。

  ○環境報告書作成にあたり、ご担当された箇所について教えて下さい。

  小林さん

  「私は学内の廃棄物排出量の部分と、学内サークルへのインタビュー部分を担当しました。

まず廃棄物排出量に関して、桜美林大学では削減に向けリデュース・リユース・リサイクルを実行しています。
2012年度の廃棄物に対するリサイクル率は31.0%と昨年度に比べ上昇していますが、
それでもまだ学内1日当たりのごみ排出量は1tを超えているのが現状です。
そのため、より一層のリデュースとリサイクルを進めるため、正しいごみの分別等を進めなくてはならないと
まとめさせて頂きました。
  また学内サークルへのインタビュー部分では、アグリアクションさんへの取材を担当させて頂きました。
こちらは学内での有機農業に取り組んでいるサークルで、今回は今年から実験的に取り組まれている
土壌改良材について取り上げました。これは桜美林大学で出る生ゴミを生ゴミ処理機で腐葉土化したもので、
アグリアクションで畑に利用して、作物のへの影響等を調べていらっしゃるそうです。」

高橋さん


「僕が担当した部分はまずなんと言ってもこの報告書表紙の写真です。(とても良く撮れていらっしゃいました。)
去年手に入れたカメラをどうしても使いたくて、カメラマンやります!!と先生に頼み込み…
最終的に裏表紙にも自分の名前が載って大満足です。

あとは冒頭の動植物マップを担当しました。専門の先生に相談しに行き
画像データを頂いたんですが、何せ自分は生物系が専門外だったので…
自分で一つ一つ調べて、先生に何度も校正をお願いしてやっと完成させることができました。」

齊藤さん

  「私はまず学生団体紹介のうち、環境サークル エコレジさんの取材を担当しました。
その中で私が特に注目したのは学内でエコバックを無料配布したエコバックキャンペーンです。
レジ袋削減のため企画したとのことですが、長く使えそうな丈夫なものだったのでよかったです。

また桜美林大学エコトッププログラムのアンケート集計を、同じく学生編集委員の符瑞さんと 担当しました。私自身はプログラムに参加していないのですが、アンケート集計結果から、
プログラム参加者自身の変化や、その家族等への波及を伺い知ることができました。
参加者がプログラム終了後も、インターンシップ等で得た経験を生き生きと活用している様子が分かったので、
改めて良いプログラムなんだと感じました。

裏表紙の屋上緑化の紹介文も担当させていただきました。」




○ご担当された部分で、実際調べてみて気になったことはありますか?


小林さん


「そうですね、今回廃棄物排出量を担当させて頂いたことから、
自分自身でも学内のゴミ箱の中をチェックするようになりました。
桜美林大学の分別はあまり厳しくはないのですが、ペットボトル用の箱に
紙ごみが捨てられてしまっていることがあります。
大学の3Rの取り組みと、学生の意識に少し差があるのではないかと感じました。」


  高橋さん


「僕としましては、表紙・裏表紙で取り上げた屋上緑化について、もう少し学生が触れられるように、
カフェテラスのような形で整備できたらいいのにと思いました。」

  藤倉先生

「屋上緑化については、安全確保のため学生が近くに行ける構造になっていないのが現状です。
今回、環境報告書の作成にあたり、特別に許可を得て植え込みの近くまで行って
撮影させてもらったという背景があります。」


小林さん


「ですので、今ですと教室の通りからやや見えるという程度ですね。」


  高橋さん


「柵を高くしたり、カフェテラスを作って人が多く集まるような構造にすることで、 もっと学生が緑に親しめるのに、と思うんですけどね。」


  齊藤さん
  「そうですね・・・初めて編集委員になったので改善点などはなかなか思いつかないのですが… 設備という部分ですとせっかく学内に自然エネルギーを利用できる設備があるにも関わらず、 今回の取材で、老朽化などによって、現在使用されていないものなどもあると知ったので、 もったいないなと思いました。」  

  ○環境報告書が完成し、反響はいかがですか?
  高橋さん
  「環境報告書について、学外から、環境報告書を研究している学生さんから取材の申込があったりしました。 また学内の先生方にも紹介すると、『欲しい!読みたい!』と言われました。」

  藤倉先生

  「今年はアンケートや大学院生の取材など、他大学からのお問い合わせを多く頂きました。 私立大学で環境報告書を作っているところはまだ少ないですし、現段階は確実に公開すべき情報を 公開し、必要とする人がその情報を得られる基盤を作るという第一歩であると言えるのではないでしょうか。」

  小林さん
  「反対に学内の学生からの反応は、正直なところそこまでないというのが現状です。学内への宣伝は
今後の課題かもしれません。」


---学外に向けて発信するという面で成功されたということですね。
  藤倉先生
  「桜美林大学の廃棄物等を管理監督する町田市に、環境報告書を作り始めてからは
桜美林大学さんはちゃんとやられていますねとご評価いただけるようになりました。
本当はもっと取り組める部分があるので、町田市の当局には『もっと厳しく指導して下さいよ』
と言っているんですが(笑)」




  ○最後に、今回の環境報告書完成にあたっての感想をお願いします。
    小林さん
  「今回編集委員になって、まず大学の環境に対する実状を知ることができて良かったと思っています。
また今回の活動は大学の取り組みを発信する第一歩として学外に対して効果を得られました。
しかし学生編集委員の立場としては、学外だけでなく学内にももっと存在が広まっていって欲しいです。
今回の冊子がそのきっかけのひとつになっていってくれたらと思います。」
 

高橋さん
  「まずは表紙に自分の写真が使われたので大満足です!
そしてなによりも、活動が楽しいです。学生、職員の方々を問わず、様々な人と関わって
一つのものを作り上げていく… 折角大学に通っているのだから、1人で寂しく過ごすよりも
編集委員のような体験をしたほうが絶対にお得だと思います。
色々な学生にもっと積極的に参加していって欲しいです。」
 

齊藤さん


「入学したてのころは桜美林大学が何をしているのか、それが自分にどう関わってくるのか
漠然とした疑問を持っていました。ですので、今回の活動は大学のことを知る上でとても役に立ちました。
報告書を作成する上で数多くの学生と取材などで関わることができました。
1人でも多くの学生に報告書を手にとって見て欲しいです。
また、報告書の存在意義自体も皆さんに理解してもらいたいと思います。
大学のPRにも活用できるものですし、報告書作成を長く続けていって欲しいです。
桜美林の学生達の中に、環境報告書を続けていく意思や考えを持つ人が生まれていって欲しいなと思います。」
 

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学生編集委員の皆様の成果が詰まった環境報告書は、桜美林大学公式ホームページで 公開されています。


またGreenWorks環境報告書請求サイトからもご請求いただけますので、 是非一度御覧下さい!


藤倉先生、小林さん、高橋さん、齊藤さん、ご協力ありがとうございました!      

フォトギャラリー

取材の様子①

取材の様子①

2013年度版 環境報告書

2013年度版 環境報告書

取材の様子②

取材の様子②

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