【EcoLeaD】環境人材育成コンソーシアムの取り組み(2013/12/09) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【EcoLeaD】環境人材育成コンソーシアムの取り組み(2013/12/09)

入口の様子 記者:橋本

今回は、GREEN WORKSへ直接お問い合わせいただきました環境人材育成コンソーシアムへお伺いしてきました。

入口でまず目についたのが、おもちゃのミニカーたち・・・
なぜこんなところにミニカーがあるんだろうと不思議に思い、お話を伺った松永さんへ聞いてみると、なんとこれらは世界各国のゴミ収集車とリサイクル車(資源回収車)とのこと(環境人材育成コンソーシアムの幹事の方のコレクションだそうです)!
こちらの組織の立ち上げに携わった幹事の方の原点が「京都でのゴミ拾い」ということ・・・
入口での疑問も解消し同時にそのお話を聞いてとても感慨深く思いました。
それにしても、こんなにたくさんのゴミ収集車の種類があるなんて、改めて驚きました。

さて、お話を伺った松永さんは環境人材育成コンソーシアム事務局の方です。
もともと捕鯨船に乗って調査員をされていたという経歴ももった方で、そのお話も非常に興味深かったのですが、今回は環境人材育成コンソーシアムの取り組み内容と、近々予定されているイベントについてご紹介します。

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○環境人材育成コンソーシアムは、どんな取り組みをされている組織ですか。

松永さん
「環境人材」の育成を目的とした産学官民のさまざまな団体のネットワーク化を支援するプラットフォームです。
大学と協力して、学部生や大学院生を対象とした環境人材育成プログラムを提案したり、企業やNGO/NPOの方を対象としたセミナーや研修会を開催したりしています。

現在、横浜国立大学、信州大学、茨城大学、広島大学の4大学と協力して、気候変動などの地球環境問題の基本的な内容から、企業などが環境に配慮した経営を行う方法や、環境に配慮した製品やサービスをどのように作っていくべきか等を学び、環境問題への新しい解決策を考えるための授業を行っています。この授業では、遠隔授業システムを使って、各大学の学生たちがお互いに意見交換をしたり、議論をしながら授業を行っています。

ちなみに「環境人材」とは、持続可能な社会の構築に取り組む強い意欲を持ち、自らの専門性に基づき、あらゆる分野でリーダーシップを発揮する人材です。ヨコ軸に「環境への知見」、タテ軸に「各自の専門性」を統合した、いわゆるT字型の能力を備えた人材をイメージしています。
ですから、環境問題の専門家の養成を目指しているのではなく、社会や企業のどの分野やポジションにいても必要な鳥瞰的な視野と環境問題の基礎知識を持った人材の育成を目指しています。

○こちらの組織はいつ頃立ち上がりましたか。

松永さん
2011年3月に立ち上がりました。立ち上がったばかりの若い組織なので、学生さんを始め、大学や企業等のさまざまな方々に知っていただき、取り組みに参加していただければ嬉しいです。

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環境活動に取り組んだり、研究をされたりしている高校生や大学生がせっかく多くいるのに、その人材を企業等がうまく活用出来ていないこと、学生が学んでも社会に反映されていないことに課題を感じていらっしゃるそうで、いわゆる「出口の改革」をしていかなければならないとおっしゃっていました。これからも、さらなる環境人材の育成に力を入れていきたいそうです。

取材最後に「自分はまだまだ穴あきのT字型なので・・・」と謙遜されていた松永さん、いろんな想いも聞かせていただき、当サイトも応援していけるようにがんばります!
今日はありがとうございました。

当サイトのインフォメーションにもご案内しましたが、12/13~14に第3回アジア環境人材育成研究交流大会を開催されるそうです。
当日は基調講演を始め、各大学や企業の環境人材育成に向けた取り組みの発表も予定されているそうです。
お時間のある方はぜひご来場ください。

次回は上記のイベントについてご紹介致します!

フォトギャラリー

お話を伺った松永さん

お話を伺った松永さん

ゴミ収集車とリサイクル車(資源回収車)のコレクション①

ゴミ収集車とリサイクル車(資源回収車)のコレクション①

ゴミ収集車とリサイクル車(資源回収車)のコレクション②

ゴミ収集車とリサイクル車(資源回収車)のコレクション②

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