【芝浦工業大学】石垣島を元気にするプロジェクト「サンゴ不思議発見!」(2013/04/08) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【芝浦工業大学】石垣島を元気にするプロジェクト「サンゴ不思議発見!」(2013/04/08)

取材を受けてくださった皆さん 記者:高橋

今回は再び芝浦工業大学/石垣島を元気にするプロジェクトさんを取材しました。

先月3月9日に皆さんは石垣島で「サンゴ不思議発見!」というイベントを開催したそうです。
今回はその宣伝もかねて、大沢さん、改正さん、柳谷さん、田中さんにイベントの感想などを伺ってきました。

*****

・当日はどのくらいの方が参加されていたんですか?

--皆さん
だいぶ小規模になってしまったんですが・・・

--改正さん
それでもいつもお世話になっている農家の方に電話でお知らせしたところ、すぐに「じゃ、行くよ!」とご家族で参加してくださったり、今回一緒にイベントを行った八重山商工の教員の方もご家族で参加してくださっていました。あとは高校生も参加してくれました。

--田中さん
ただ全員でどのくらい集まったかは・・・今後の課題になりました。
(一同苦笑い)
スタッフの高校生も実際にイベントに参加してくれて、イベント自体は楽しくできたので良かったです。

・それでは当日のスケジュールに沿ってお話を伺います。実際に「サンゴSHOW」をやってみて反響はいかがでしたか?

※イベントの詳しい概要はこちら(2月14日)の記事をご覧ください。

--田中さん
サンゴSHOWは1グループにつき高校生にガイドとしてついてもらい、各地を回っていく形でした。小さいお子さんも参加してくれて、内容を楽しんでくれたみたいです。自分も実際にポイントに立っていたんですが、非常に楽しんでくれていました。

・当日のお天気はいかがでしたか?

--改正さん
ものすごく晴れて、暑くて廻るのが大変でした!

--田中さん
26度くらいまであったと思います。

--改正さん
イベントを開始したのが13時頃だったので一番暑いときで。
驚いたことがあって、参加者のうちの1人の子どもさんが「このサンゴ知ってる!」とか、これはこうであれは何でと、参加しながら逆にこちらへ教えてくれました。石垣の子どもたちは小さい頃から島のいろいろな環境に触れて育っているんだろうなと、今回のイベントを通して分かりました。

--柳谷さん
イベントを実施する前と後で変わったと思ったことがあって、主催者側と参加者側の距離が縮まったなと感じました。参加者が少なかったのは残念でしたが、その分密に関わりあえたと思います。

・イベントの準備をしている中で大変だったことはありますか?

--田中さん
大変だったのは集客だと思います。石垣島に行ってからチラシをお店に貼ってもらったり、現地で備品の準備をしたり、丸一日かけてやっていました。

・広報はどうやっていたんですか?

--改正さん
主に団体のHP、あとはお手紙とfacebookなどのSNSを使いました。

--柳谷さん
でもどうしても直接島民に呼びかけるより自分たちの周りにいる人たちへ呼びかける方が多かったです。これは今後の課題ですね。

--大沢さん
まだまだ苦労話はたくさんありまして、まずプロジェクトのまとめ方、仕事分担だとか、関係者への連絡など、代表者ならではの苦労がありました。
(一同笑い)
やめてしまう人やモチベーションが低い人がいたりと、波乱の中を潜り抜け準備をしていたんです!
(大変でしたね・・・)
今回のイベントの目的と伝えることを決めるために、丸2日くらいたっぷり時間をかけてミーティングをしました。それ以外でもまめに連絡を取って認識をすり合わせて、相手に伝わりやすいこと、協力してもらえるようにすることを第一に心がけていました。

・社会勉強にもなる経験ですね。

--大沢さん
石垣島に着いてからは広報ができていなかったこともあって、できる限りの広報活動をしました。

--改正さん
島をぐるぐる廻って・・・

--大沢さん
主な広報活動は地産地消マップに掲載させていただいている農家さんを全て廻ってポスターを貼ってもらったりだとか、3月7日に開港した新空港と以前からあった空港で観光協会の方とビラを配ったりしました。
あと、僕と柳谷は当日裏方にまわっていて、実はあまりイベントへは参加していないんです。

--田中さん
芝浦チームはスタッフとしてポイントに立ったり、裏方にまわっていたんです。実際にお客さんと関わってガイドについていたのは高校生だったので、彼らのほうが参加者の状況を知ってるかなと思います。

--改正さん
それでもアンケートをとっていたので、結果からも参加者には割りと楽しんでもらえたようでした。

・春休み中ということで、準備はどうしていたんですか?

--改正さん
facebookを活用してみんなと連絡をとっていたんですが、催促の連絡など毎日のように飛び交っていて、それでも連絡がとれないと直接メールがきたり・・・

--大沢さん
なかなかやってくれないんです。
(春休みならではですね。)

--田中さん
あとは自分たちが埼玉にいるので、石垣島の関係者の方々とも連絡が取りづらかったりしました。

--改正さん
あちらでも新空港開港でばたばたしていて、忙しいと言われてしまうこともありました。

--大沢さん
ちょっと弁解になるのですが、今回イベントの参加者数が13人しか集まらなかったのには複合的な理由があるんです。その一つが3月7日の新空港開港で、前後一週間くらい島中でイベントが開催されていたんです。

--改正さん
さらに言い訳をすると、高校2年生が修学旅行に行ったりしていてあまり時間が割けなかったり・・・

--大沢さん
最後が、イベントを開催した伊原間という地域に半世紀ぶりの公民館ができたそうで、その前祝が重なってしまったというのもありました。

・もろもろが重なってしまったんですね。現地ではどのような方々と連絡をとりあっていたんですか?

--皆さん
観光協会の方と、伊原間の公民館館長さん、あと会場の伊原間中学校の校長先生と連絡をとりあっていました。

--改正さん
みなさんお忙しいにも関わらず手伝ってくださって、当日も2人ほど来てくださいました。

・サンゴアートについて・・・子どもたちに人気そうなイベントですね。

--大沢さん
イベント自体では、赤と青と黄色を使って参加者の皆さんに好きな色を混ぜてもらいました。イベント自体でもサンゴアートが一番楽しかったと好評だったんです。

・サンゴは何種類か使うんですか?

--大沢さん
種類はいろいろありまして、浜によって落ちているサンゴの種類が変わるんです。島を廻りながら拾ったりしました。

--改正さん
トランクぎゅうぎゅうになるまで拾ったんです。

--大沢さん
サンゴひとつひとつがまた重くて・・・

--田中さん
それを50個ほど拾わなくてはならなかったんです。

--改正さん
これに関しては現地に行かないと準備できなかったので大変でした。

・来年度またイベントをするにあたり、やってみたいことはありますか?

--大沢さん
来年度中心となるメンバーは僕らの一つ下の代になりますので、彼らの意見を尊重したいと思っています。

--改正さん
彼らから今、自分たちでツアーをしてみたい、その中でイベントを盛り込んでやってみたいという意見が出ています。また農家へのヒアリングもしたいと言っていました。

--大沢さん
今回のイベントの目的は、参加者に対する意識啓発なので、少しでもサンゴに興味を持った人が出てきたとしても次のアクションは起こせないですよね。そこで以前お話した地産地消マップでは人の良心ではなく、意識しないうちにサンゴ礁保全をしていくシステムがあったんです。なのでイベントでもこういった仕組みをできるようにしなくてはならないというのがあるんです。

*****

皆さんは、次の代が2人だけということもあり、オープンキャンパスでの説明会に参加したりと、新入部員獲得に向けて動き出されているようです。
昨年度の説明会では、プロジェクトに参加したいと何度も足を運んでくれた高校生もいたそうです。

また石垣島イベントの認知度をもっと上げることも今後の課題です、とお話されていました。今回のイベントのアンケート結果をいただいたんですが、ご意見・ご要望のところには石垣島の皆さんの励ましやプロジェクトへの感謝の言葉が並んでいました。

石垣島プロジェクトさんの今後の活動がどうなっていくか楽しみですね!
大沢さん、改正さん、柳谷さん、田中さん、どうもありがとうございました。

またぜひ取材させてくださいね!

フォトギャラリー

サンゴSHOWの様子

サンゴSHOWの様子

サンゴアートの様子①

サンゴアートの様子①

サンゴアートの様子②

サンゴアートの様子②

サンゴSHOWの地図

サンゴSHOWの地図

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