【生物多様性わかものネットワーク】生物多様性わかものネットワークの活動(2013/02/07) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【生物多様性わかものネットワーク】生物多様性わかものネットワークの活動(2013/02/07)

お話を伺った引地さん 記者:橋本

今回はエココン(全国大学生環境活動コンテスト)で知り合った「生物多様性わかものネットワーク」の引地さんにお話を伺いました。

「生物多様性」=「地球全体にさまざまな生物が存在していること」という一言で定義するのは難しいようですが・・・
そのとらえようのないものを言葉にしたものが「生物多様性」だそうです。
とても奥深いですね!!

お話を伺った引地さんは早稲田大学の3年生。
小さい頃から生き物が好きで、山の中でよく遊んでいたそうです。
高校時代はサッカー部だったそうですが、引退してから半年間「生物研究部」に所属していたとのこと。
とても驚きました!!
現在、大学では「生物多様性」を専門で学んでいるわけではないそうですが、自然環境や森林保全について研究されているそうです。

「生物多様性わかものネットワーク」はユース団体で、2012年3月に発足した団体です。
学生(早稲田大、明治大、東京大、麻布大など)だけではなく社会人1、2年目の人も一緒に活動しているそうです。

早速お話を伺いました。

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*「生物多様性わかものネットワーク」立ち上げのきっかけは何ですか??

2010年に愛知県で開催されたCOP10(生物多様性条約締約国会議)がきっかけです。
「若者が自分達自身と生物多様性の未来を守ろう、そのために提言・アクションしよう」という想いのもと、「がけっぷちの生物多様性キャンペーン実行委員会」という団体が発足しました。
しかし、一度団体として区切りとつけることになったため、継続団体として「生物多様性わかものネットワーク」が発足しました。

*引地さんが「生物多様性わかものネットワーク」に入ったきっかけは何ですか??

大学1年生のときにCOP10が開催されて、改めて生物多様性への関心が高まりました。
ちょうどそのとき、あるイベントで「生物多様性わかものネットワーク」の現代表と知り合って意気投合し、参加することになりました。

--現在の「生物多様性わかものネットワーク」は、上記の通りユース団体のため、学生と社会人が五分五分の割合で所属されているとのこと。

社会人は学生時代から継続して所属している人が多いです。
将来的にはもっと学生を増やしていきたいと思っています。

*社会人も多く所属されていらっしゃるとのことですが、社会人と接する中で勉強になることも多いですか??

とても多いですね。
社会人の方はNPO・NGOに所属している人が多いですが、一般企業の環境部門で仕事をされている方もいらっしゃいます。
社会人と接することで、自分が将来どのような職業につけばいいのかということをイメージしやすいですし、環境をメインで扱っていない会社において、どのように「環境」が位置づけられているのかということも勉強できます。
また学生のうちの環境活動というのはイメージしやすいですが、社会人になってからどのように環境と関わっていけるのかを知る機会にもなるので、社会人の存在はとても大きいですね。

--学生同士の横のつながりは作りやすくても、社会人との縦のつながりは機会がないとなかなか作れないので、ユース団体であることにとても大きな価値を見出されているようでした。

*改めて「生物多様性わかものネットワーク」の活動を教えてください。

現在は下記の4つの活動を軸にしています。

①生物多様性わかもの会議
⇒生物多様性や生物多様性に関連する活動・研究を行っている日本中の若者同士の交流・情報交換を目的とした合宿型の会議

②出前講演
⇒関東周辺の学生環境サークルに対して行う講演(一緒に活動できることはないかということを模索したり、生物多様性について興味をもってもらったりすることが目的)

③インタージェネレーション
⇒学生同士の横のつながりだけではなく、世代を超えたつながりを作っていくためのイベント

④国際会議への学生派遣

まだまだ活動を始めたばかりなので、これからどんどんネットワークを広げながら発展させていきたいと思っています。

--団体としての知名度ももっと高めていきたいので、エココン等に積極的に出場し上位入賞を目指しながら、活動していきたいとおっしゃっていました。ここでエココンについてのお話も伺ってみました。

中心メンバー15名ほどのうち3名がエココンに出場しました。
約1ヶ月前から準備を始めました。

*エココン出場にあたり、大変だったことは何ですか??

他団体と違ってどこかの地域に密着して活動しているわけではなく、「活動を行った結果こうなりました」という目に見える効果がないために、どのようにアピールしていくかを考えるのが難しかったです。

*エココンに出場した感想を教えてください。

5分という短い時間の中ではアピールできたと思いますが、正直勝ち抜けなかったのは悔しいです。

*他団体からの指摘で印象に残ったこと、またそれを受けて改善していこうと思っていることはありますか??

どこの団体とつながっているのか、どこの団体にどのような講演をしているのかという、講演を受ける当事者にも分かりやすいような情報公開をしてほしいという指摘を受けました。これについては検討していこうと思っています。

*最後にメッセージをお願いします。

ユース団体ということで、サークルよりも敷居を高く感じる人が多いと思いますが、サークルにはない全国の広がり・世代のつながり・学生以外のNPOやNGO等他の世界で環境に携わる人達とつながりをもつことができる団体です。
1人でも多くの人と、ぜひ一緒に活動していきたいと思っています。

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地球全体に関わる「生物多様性」に対して、若者から声をあげて保全・保護に取り組んでいこうという姿勢が非常に頼もしかったです。
またユース団体への取材は初めてでしたが、社会人とのつながりが多くあるというところが印象的でした。
ぜひこれからもネットワークを広げ、さまざまな活動を展開していってほしいなと思いました。

実は先日取材させていただいた早稲田大学/環境ロドリゲスの前幹事長だったという引地さん。
思わぬつながりを発見し、とても嬉しく感じました☆
将来はやはり環境に携わる仕事をしていきたいそうで、「狭き門ではありますが、大学院進学も視野に入れながら目指していきます」とおっしゃっていました。
応援しています!!

「生物多様性わかものネットワーク」の引地さん、本当にありがとうございました!!

フォトギャラリー

お話を伺った引地さん

お話を伺った引地さん

生物多様性わかもの会議の様子①

生物多様性わかもの会議の様子①

生物多様性わかもの会議の様子②

生物多様性わかもの会議の様子②

エココン出場の様子

エココン出場の様子

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