【文化学園大学（旧文化女子大学）】ファッションとエコ（2013/01/28）　環境活動レポート

環境活動レポート

【文化学園大学（旧文化女子大学）】ファッションとエコ（2013/01/28）

記者：橋本

今回は、先日のエコプロダクツでブースにお伺いさせていただいた文化学園大学（旧文化女子大学）へ行ってきました。
キャンパスは新宿のど真ん中!!
とても広いキャンパスでした。

文化学園大学（旧文化女子大学）は、ご存知の通りファッション分野中心の大学です。
キャンパス内に入ると、おしゃれな学生さんが多くいらっしゃいました♪

「ファッションとエコ」・・・という言葉を聞いて、みなさんはどのような繋がりを思い浮かべるでしょうか??
実際に行っているエコな取り組みについて、中心メンバーの宮川さん、小島さん、金子さんにお話を伺ってきました。

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皆さんは普段「服装社会学科」で勉強されていらっしゃるとのこと。

＊服装とそれに関わるさまざまな現象について勉強しています（「ファッションと消費」、「服装と環境」など）。日々刺激を受けることが多い学科です。

卒業後はどのような進路があるのかお伺いしたところ、皆さんしっかりと将来の夢をもっていらっしゃいました!!

宮川さん：服装のコーディネート関連の仕事
小島さん：セレクトショップのバイヤーや企画の仕事
金子さん：アパレルの広報の仕事

とても楽しみですね♪

それでは本題へ・・・
「ファッションとエコ」との繋がりとは、大学の授業で出る余り布を使ったリサイクルです!!
エコプロダクツでも、余り布を使って作った椅子や帽子、また先日の記事でもご紹介した針山などが展示してありました。ちなみに椅子は「カッシーナ」と共同で制作されたそうです。

--余り布を使ってリサイクルを始めたきっかけは何ですか??

＊企業でいう「CSR」の大学版である「USR」の推進室が学内にあり、何名かの教職員の方が所属しています。もともとはそのUSR推進室に所属している教員の方が、エコ関連の授業で反毛を使って帽子等を作り始めたのがきっかけです。
※反毛：不要になった繊維（衣料、糸、布地）などを専用の反毛機械を使って、もう一度わた状に戻したもの

--余り布の回収はどのように行っているのですか??

＊学内に計6ヶ所回収ボックスを設置しています。現在は綿製品と、それ以外の布に分けての回収となっています。1ヶ月に1回のペースで回収ボックスをまわり、年間だと約300kgくらいになります。今後はもっと細かく分類して回収することも考えています。

現在作っている作品はエコプロダクツで展示していた作品のみだそうですが、今後もっと作品を増やしていきたいとのことです!!

--その他、どんな活動をされていらっしゃいますか。

＊昨年は初めてキャンドルナイトを実施しました。瓶は廃瓶を回収し、キャンドルは芯の部分を反毛を使って作りました。作ったキャンドルは学内の広場に木の形に並べて点灯させました。多くの方々に見ていただけました。

廃油から作ったキャンドルはよく耳にしますが、キャンドルの芯の部分を反毛から作るという取り組みは初めて聞きました。とても驚きました!!

＊ユニクロの「Clothes for Smiles」というプロジェクトにも企画を応募しました。株式会社ウィンローダーとの共同企画で、反毛から机や椅子を作り、それを被災地や発展途上国の子供たちへ送るというものです。結果は今月中に出る予定です。

反毛の使い道の広さを感じますね☆

--今後、取り組んでいきたい活動はありますか。

＊ファッションが大好きな学生が集まってきていることもあり、「捨てられないけど、もう着なくなった服」を持っている人が多くいます。そうした服を持ち寄って、学内でフリーマーケットを開催したいと考えています。

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「ファッションとエコ」の繋がり、お分かりいただけましたでしょうか??
実は統計的に見ても、ファッションのリサイクル率は他の資源に比べて低いのが現状だそうなので、とても画期的な取り組みだと感じました。

取材させていただいた3人とも1年生とは思えないくらい、とてもしっかりとしていて、大好きなファッションを通してのエコ活動について、真剣に考えて取り組んでいる様子が伝わってきました。
これからも布を大切に扱いながら、より「実感しやすいエコ」を目指して活動していくそうです!!

終始笑顔が絶えず、とても楽しい取材となりました!!
文化学園大学（旧文化女子大学）の宮川さん、小島さん、金子さん、本当にありがとうございました☆

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