環境活動レポート
【日本工業大学】学生環境推進委員会での活動(2012/11/26)
記者:橋本
先日の「エコ大学ランキング」で第1位を受賞された日本工業大学へ行ってきました。
以前も取材でお伺いしたことがありますが、そのときの記事は「Clean Green Eco Campus」という取材レポート内でご紹介させていただいております。
今回は「エコ大学ランキング」の表彰式でお会いした学生環境推進委員会の籾山さん(委員長)と、久保塚さん(次期委員長)にお話を伺ってきました。
お話を伺う前に、参考資料として環境報告書をいただきました。
実はこの環境報告書、大学で発行しているものではなく、学生環境推進委員会の学生さんが編集・発行しているものなんです!!
昨年から発行を始めたということで、半年ほどの期間をかけて作成したそうです。
◎籾山さん、久保塚さん
⇒慣れないことばかりで大変苦労しました。
とのことでしたが、学生の目線で書かれていて、内容も充実していて、読みやすい冊子になっています。
※当サイトの環境報告書一括請求サイト(12月開始)よりご請求できますので、ぜひ読んでみてください。
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●まずは、どのような活動をされているのか伺いました。
◎籾山さん
⇒活動内容は主に2つありまして、①学生主体で行う清掃活動と、②大学と連携して行う委員会活動です。
①学生主体で行う清掃活動
*定期的に学内の清掃を行っているそうですが、そのお話をされていたときに印象的だったのが、籾山さんが「自分で汚したところは自分で清掃する」という言葉を何回もおっしゃっていたことです。
当たり前のことかもしれませんが、共用の場だとなかなか実践できていないと思います。
そんな信念で清掃活動され、委員だけではなく一般学生も巻き込み、キャンパスの中は確実にきれいになってきているそうです。
②大学と連携して行う委員会活動
*お話を伺いながら、「大学側と仲がよくて、まるで家族のような付き合いをしている」という言葉が印象的でした。
・EMS会議
→学長クラスの方々に対して、今年度の活動報告と次年度の活動予定を発表。さまざま活動していくためには、大学側からの支援が必須なので、非常に重要な会議。
*学長クラスの方々との会議ということでとても緊張するとおっしゃっていました。ただこうした機会は、普通にアルバイトだけをしている学生には味わえない体験なので、貴重な機会ですとのこと!!籾山さんも、当初は緊張して何も発言できなかったそうですが、今では委員長としてプレゼンテーションできるまでになったそうです。
・連携部会
→半期に1度開催。学生支援課、施設環境管理課など、職員の方々との会議で、主に企画の進捗状況や新入生の紹介を行う。
*大学側と綿密に連携をとっていくためには、大学側とのコミュニケーションを持つ機会が重要とのことで、主に新入生と大学側との間をとりもつことに力を入れているそうです。
●新入生という話題が出てきましたが、お2人が一番苦労されていらっしゃるのは「後輩指導」だそうです。
◎籾山さん、久保塚さん
⇒今年は約30名ほどの新入生が入りました。例年以上に多く入ってもらい、すごくうれしいです。ただせっかく入ったにも関わらず、自ら積極的に企画に参加する人は少なかったり、ある特定のグループで固まってしまい、なかなか外部の方々とコミュニケーションをとろうとしなかったりと、内向きな子が多いように感じます。どうすればもっと積極的に取り組んでくれるか、今後の課題の一つになっています。
*運営だけではなく、後輩の「教育」もしなければならない立場ということで、多くの悩みがあるようでした。お2人の生き生きとした様子を見習う後輩が1人でも増えるといいなと思いました!!
●最後に高校生、大学生のみなさんへメッセージをいただきました。
◎籾山さん
⇒責任感をもって行動してほしいと思っています。よく大学は「社会の縮図」と言われますが、この委員会を通しても、アルバイトだけでは味わえない、貴重な経験や社会勉強ができると思っています。ぜひ何か大学内の団体に所属して、責任感をもって行動し、さまざまな立場を経験していってほしいと思います。
◎久保塚さん
⇒一歩踏み出す勇気をもって、勉強以外で自分が必死にできることを見つけてほしいです。籾山さんも言っていましたが、環境だけに関わらず、何か大学内の団体に所属してほしいと思います。その活動を通して経験したことは、いつか必ず自分のためになると思っていますし、所属することで大学生活の「勝ち組」になれるのではないかと思っています。
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最近の傾向として、サークル等の団体に所属しない学生が増えているそうです。
ただ、団体に所属することで学べる上下関係などは、社会に出てからも重要なことですし、それ以外にもさまざま経験できることがあると思います。
私もサークルに所属していましたが、サークル内や外部の方々とのコミュニケーションだったり、上下関係だったり・・・失敗したことも多くありましたが、社会人になってから「所属していてよかったな」と思うことはたくさんあります。
お2人のような学生がもっともっと増えて、学生の今だからこそできる経験を多くしていってほしいなと思いました。
日本工業大学/学生環境推進委員会の籾山さん、久保塚さん、本当にありがとうございました。
そして、次期委員長の久保塚さん、男子が多い大学の中で貴重な女性の委員長、委員数約60名の大所帯をまとめていくのは大変だと思いますが、ご活躍期待しています!!
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